校長先生のお話
ANYWAY (でも とにかく)
2010-07-06
今年は、マザー・テレサ生誕100年にあたります。それを記念して、広島で「マザー・テレサ 写真展」が開催されていますが、多くの方が訪れているそうです。
マザー・テレサは、マケドニアのスコピアで1910年8月26日に誕生しました。シスターになって、インドのコルカタの学校で20年間先生をしていましたが、イエスから受けた「内的な招きの声」に促されて、教師を辞め、最も貧しい人々を助ける生活に入りました。「死を待つ人の家」をはじめ、「見捨てられた子どもたちの施設」などを作り、そのお世話の中で、「あなたも大切な人なのですよ」というメッセージを人々に送りました。87歳でなくなるまで、他者に与えつくした日々を生きたシスターでした。
彼女はたくさんの言葉を残していますが、毎日人々と関わる中で、困難に出会う私たちにこのような励ましの言葉を残しています。
人は、不合理、非論理的、自己中心的になりがちです。
でも とにかく 人を愛しなさい。
あなたがいいことをしても、人はあなたを利己的な目的でしたというでしょう。
でも とにかく よいことをしなさい。
でも とにかく よいことをしなさい。
あなたの長い努力によって生まれた良い実りも、忘れ去られるでしょう。
でも とにかく よいことをしなさい。
でも とにかく よいことをしなさい。
誠実・正直であるために、あなたが傷つけられることもあるでしょう。
でも とにかく 誠実・正直でありなさい。
でも とにかく 誠実・正直でありなさい。
こつこつと築き上げたものが 崩れ去るかもしれません。
でも とにかく 築き上げていきなさい。
でも とにかく 築き上げていきなさい。
人は助けを必要としています。しかし助けると責められることもあるでしょう。
でも とにかく 手助けをしなさい。
でも とにかく 手助けをしなさい。
持ち物の中で一番良いものを与えなさい。文句を言われるかもしれません。
でも とにかく 持ち物の中で一番良いものを人に与えなさい。
でも とにかく 持ち物の中で一番良いものを人に与えなさい。
校長 朝廣絹子