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つぼみクラス 『お料理で育つ力』

2024-05-13
カテゴリ:日々の出来事
 幼稚園が始まって一か月。子ども達は「今日は何しようかな」と楽しみにしてくれています。「何しようかな」というよりは、「今日も手を使いたいな」という表現のほうが正しいかもしれません。そんな子どもたちが今一番大好きなお仕事がお料理です。
 子ども達は、何よりも本物が大好き。ままごとも楽しいでしょうが、お家の方とするお料理の方が達成感は大きいですね。お料理をしているお家の方の姿は、子ども達にとっては憧れです。二歳の子ども達だってやってみたくなります。「危ないから」とキッチンに入れないようにするのではなく、一緒にお料理してみませんか。子ども達ができることはきっとたくさんあるはずです。お料理を通して子ども達が育つ力がたくさんあると感じる毎日です。

この日は、玉ねぎ・そら豆・グリーンピース・ピーマン・トマトを用意していました。
トマトを水道で洗います。そーっとそーっと運んでいます。ただ運んでいるのではなく、この時子どもの動きは調整され、自然にバランスをしっかりとる訓練をしています。
トマトのへたをとりました。へたをとる時に、トマトを持つ手に力を入れすぎてしまうと、トマトがつぶれてしまいます。右手と左手の力の入れ方のバランスが、子どもにとってはとても難しいのです。
手にトマトの種がついてしまいました。初めはその感触が嫌だったのですが、「うん?トマトの匂いがする」と…。手を拭くことも忘れて、しばらく匂いを楽しみました。お料理は五感を磨く助けにもなります。
そら豆をさやから出しています。さやの中は白くてふわふわ。そっと指先で触って感触を確かめる子も。
グリーンピースは油断するとコロコロと転がってしまいます。親指・人差し指・中指で上手につまむ手が必要です。こうやって、お料理を通して、自分の指先をコントロールする力を自分自身で育てています。
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