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つぼみクラス 『失敗? それとも…』

2022-09-08
水を注ぐお仕事をした後、トレーの中をきれいに拭き、次の人のために新しい布巾を用意していました。次の人が気持ちよく使えるように準備しておく心が育ってきています。
スポンジ絞りのお仕事に夢中で取り組んだ後、床をみるとビショビショに…。こんな時には雑巾よりもこのモップが活躍します。モップが水を吸い取る様子も子どもたちにとっては興味点の一つですね。
ゴマすりのお仕事でこぼれたゴマは、ほうきとちりとりで綺麗にしてから洗い物のかごにいれます。お掃除の仕方にも色々なやり方があることを知っています。
 つぼみクラスの部屋では毎日たくさんの子どもたちの失敗が起こります。
 例えば、おやつを食べる準備をしようとすると、お茶がこぼれてしまうことは日常茶飯事。でも、子どもたちは当然のように机用の雑巾を取りに行き、濡れたところを拭いたり、汚れたランチマットと一緒に洗濯物を入れるかごに。そして、新しいランチマットを取り出しておやつの準備の用意を続けます。「こぼれたー!」「先生! どうしよう」などと慌てることはありません。
 お漏らしをしてしまっても同じです。濡れたものは洗濯のかごに入れ、新しい洋服をロッカーから持ってきて着替えておしまい。
 大人から見れば“失敗”なのですが、子どもたちは失敗だなんて思っていません。それは、そんな事態が起こった時にはどうすればいいのか解決策を経験し、学んでいるからです。ですから、失敗もただの生活の流れの中で起きた出来事のほんの一つ。
 これからも毎日つぼみのお部屋の中では、“失敗のようなこと”が起きるはずです。その一つずつを子どもたちが自分で解決できるように見守り援助していきたいと思います。

 
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