校長先生のお話

クリスマス会メッセージ
2017-12-21

 1122日の待降節で1本目のロウソクに火がともされて以来,一週間ごとにローソクの火が灯され,先週4本目のローソクに火が灯されました。

 そして,本日,クリスマス会となりました。

 この間,この講堂から光の伝達式以外は,イエス様を抱いたマリア様の姿が見えませんでした。なぜだと思いますか。この間は,イエス様は,マリア様のおなかの中におられるからとのことでした。

 2800年前の「神が人となられる」という予言から,800年後のイエス様のご降誕まで待ちわびた人々の前に,現実に姿を現された日であるクリスマス。いうまでもなく,イエス様のご降誕をお祝いする日です。

使徒言行録に,聖パウロは,イエス御自身が「受けるよりは与える方が幸いである」と言われたと述べられています。「頂くことより,与えることに本当の幸せがある」という言葉が,クリスマスプレゼントの謂れになっているそうです。

 また,日野原重明さんは,「命というのは,君達が使える時間の中にあるんだよ。大きくなったら,その時間を他の人のため,社会のために使わないといけない。」と言われています。

奉仕活動は,まさに,こうした言葉を具現化した素晴らしい行動だと思います。さあ,出かけてクリスマスの喜びを分かち合いましょう。

これからも,神様のお導きのもとに歩んでいきましょう。

皆さんの上に,神様のご祝福が豊かにございますように。

 

一年生から六年生代表のクリスマス会での奉献文を紹介します。

 

【一年生】

 私たち一年生が,この暁の星に入学し九ヶ月がすぎました。今日は,いよいよクリスマス会を迎えます。私たちは,この待降節をそれぞれの目標を持って過ごしてきました。

 私は,「嫌なことから逃げない」という目標を立て,普段ちょっと苦手だなと思っていた人とも積極的に話しかけ,その人の良い面を見つけるようにしました。そうすると,自然とその人に持っていた苦手意識がなくなり,楽しく会話できるようになりました。

 今日,私たちはこの会の終了後,校内清掃を行います。私は,少し掃除が苦手なのですが,待降節のときの様に,積極的に行動すれば,校舎もピカピカになり,楽しく掃除ができると思います。

 だから,班のみんなと協力し隅々まで丁寧に掃除をしようと思います。使う人に喜んでもらえ,自分たちも「やって良かった」と思えるような奉仕活動にしたいです。

神様,私たちのこれまでの歩みと今日の活動を捧げものとしてお受け取りください。

 

【二年生】

 私たち二年生は,「他者のために生きる」ことをクリスマスの目標にして,具体的な目標を一人ひとり立てて,待降節を歩んできました。私は,「笑顔で挨拶をする」を目標にして過ごしました。「愛のわざ」の歌詞にもあるように,挨拶をした私も相手から挨拶が返ってきた時は,その一日は晴れ晴れとした気持ちになりました。

 これから二年生は,奉仕活動として六つのグループに分かれ,老人ホームを訪問します。九月に「認知症サポーター養成講座」を受講して,お年寄りの立場に立つことの大切さを学びました。そのことを心に留めながら,クリスマスカードを作ったり,出し物の準備をグループ全員で一致団結して行ってきました。訪問先の老人ホームで,お年寄りの方々に楽しく過ごして頂けるように頑張りたいと思います。

神様,この私たちの歩みをクリスマスのプレゼントとしてお捧げします。

 

【三年生】

 私たち三年生は,「Design my future(自分自身の未来予想図を築く一年にしていこう)」を目標にして,日々を歩んできています。三年生になって,たくさんの行事をクラスの友達と共に挑戦してきました。聖母月の祭壇飾りでは各クラス一人ひとりの思いを込めてマリア様を飾り,合唱コンクールでは,朝早くから放課後遅くまでリーダーを中心に,みんなで声を出し合い練習に励みました。チャレンジセミナーでは,企業訪問をすることで将来へ向けて自分自身がどのように進んでいけばよいのか,これから何を身につけていけばよいのかを一人ひとりが確認することができた体験でした。今まで経験してきた行事を振り返ってみると,仲間の協力,支えがあり,乗り越えてこれたものばかりです。今の私も誰かを少しだけでも支えられているのではないかという小さな自身を持つことができました。

 私たち三年生は,今年で三回目のクリスマスを迎えます。昨年から老人ホームに訪問しています。昨年は,たくさんのおじいさん,おばあさんの笑顔と元気にふれることができました。心が温かくなる体験ができました。今年は,老人ホームと障がいを持っておられる方々の施設に訪問します。「おじいさん,おばあさんや施設の方々に喜んでいただける出し物を」とみんなで知恵を出し合いながら準備をし,上手くいかないことは,お互いの意見を尊重して話し合い,全員が納得のいく意見を出すことができました。「今,自分ができることを精一杯しよう」という思いを一人ひとりが胸に持ち,頑張っていこうと思います。たくさんの経験をする中で,これからも仲間を大切にし共に協力し合いながら一歩一歩前進していきたいと思います。

 神様どうか私たちを見守っていてください。

 

【四年生】

 私たち四年生は,今年一年,新しい仲間とともに,様々なことを体験しました。特に修学旅行では,異国の文化に触れると同時に,英語を学ぶことの大切さやコミュニケーション能力の重要さなど,多くのことを学ぶことができました。

 今年は暁の星で迎える四回目のクリスマスです。待降節を過ごすにあたり,私たちは一人ひとり目標を立てました。立てた目標を待降節の期間だけでなく,普段の生活の中でも意識し,他者のために生きる女性に一歩でも近づける努力を重ねていきたいと思います。そして,今日は,五つのグループに分かれて,老人ホームを訪問させていただきます。その準備の一つとして,私たちは,先日「認知症サポーター講習」を受け,今まで知らなかったことをたくさん知ることができました。笑顔で接することや優しい言葉遣いで話すことなど,そこで学んだことを今回の訪問で生かし,施設の方たちも楽しめるクリスマス会にします。私たちの周りにいる人たちが笑顔になりますように,マリア様,お導きください。

 

【五年生】

 今年五年生は,四つのグループに分かれて奉仕活動を行います。私たちにとって今年で五回目になるクリスマスですが,他者を思い,他者のために奉仕することは,簡単なようで難しいことだと常に感じています。

 この度,私は長崎の施設にいる高校二年生の男の子にプレゼントを贈ることになりました。年齢は同じですが,取り巻く環境や性格も分からず,少ない情報で何をプレゼントしたら喜んでもらえるのかとても不安ですが,本当に大切なのは,プレゼントそのものではなくその人のために自分に何ができるかを考え,行動することだと思います。

 他のグループでも,訪問先の人たちにどのようにしたら喜んでもらえるのか,一生懸命考え取り組んできました。他者を思い,他者のために奉仕するという同じ目標に向かって歩むことで,みんなが一つにまとまることができたのではないでしょうか。私たちの小さな思いが一つとなり,大きな力となって,相手の方に届きますように。

 

【六年生】

 私たちの六年生は,今年暁の星での最後のクリスマスを迎えます。クリスマスまでの歩みを深めた待降節,相手に喜ばれる顔を思って毎年心を込めた奉仕活動,そして,学校全体で祈りを捧げたクリスマス会。これら一つ一つの行事が最後となった今,私は一つのことを改めて実感しました。

 それは,私たちがとても恵まれた環境にあったということです。暁の星で過ごしてきた私たちは,他者のために生きることの大切さを学ぶ機会を,さまざまなところで得ることができました。

 日々の生活の中で,常に周りのことを考えるのはとても難しいです。私たちは,どうしても自分の利益を優先させることに力を注いでしまいがちです。だからこそ,自分の手が届く範囲の中でも,相手に救いの手を差し伸べることが大切だと学んできました。そして,そのことが自分自身が次の一歩を踏み出す力となっていることが分かります。

 今年度の奉仕活動は,相手に喜ばれる顔を直接見ることはできません。壁いっぱいの大きさのカレンダーを作り,老人ホームに贈るグループ。手作りクッキーとクリスマスカードを,子どもたちなどに贈るグループ。巾着を一枚一枚縫って,お年寄りの方々に贈るグループ。それぞれ,贈るものも場所も違いますが,その場所にいるプレゼントを楽しみにされている方の存在を感じることができます。様々なことを学んできた私たちだからこそ伝えられる心を,一つ一つの贈り物に込め,精一杯やり遂げたいです。

卒業しても,暁の星で得た学びを忘れず,凜とした女性になれますよう,神様どうかお導き下さい。

校長 小野田 文明