校長先生のお話

一学期終業式のことば(概要)
2017-07-21
  私にとって,この四か月は,東京・大阪・山口・広島へと出かけることも多く慌ただしい日々でしたが,運動会・聖母月の奉献の祈り・中学の合唱コンクール・オープンスクール等の学校行事や部活動などでの生き生きとした皆さんの姿に多く触れ元気とやる気を頂いてきました。
  とりわけ,生徒会執行部の皆さんの活躍は,目を見張るものがありました。オープンスクール,私学フェスティバル等での凛とした立ち振る舞いや進行ぶりは実に見事で,多くの方から賞賛のお言葉も頂きました。さらに,生徒朝会の企画運営,古着ボランティア,38名の尊い命が奪われた九州北部豪雨災害に係る募金,赤十字の献血チラシ配布等の積極的な活動も行っていました。これまでの活動が評価され,8/9,10には,埼玉スーパーアリーナで開催される全国高校生ボランティアアワード2017に参加し,おにぎり弁当等の取組を発表することとなりました。本校を象徴すべき生徒会として,堂々と発表してくれることと思います。
  さらに,喧騒もなく,端正な落ち着きで授業や放課後学習等に向き合っている皆さんの姿。きめ細やかに生徒一人ひとりに向き合いながら関わり続ける教職員。そして,開校以来の伝統ある校舎や磨き上げられた廊下。いずれも,厳粛で静謐な雰囲気が漂い,まさに,「学び舎として最適環境ここにあり」との感を強く抱いています。こうした環境のもとで,いじめのない,思いやりと心遣いに溢れ,皆さんが笑顔で過ごせる学校になることをとても強く望んでいます。
  今月29日から,福島第一原発の事故で避難を余儀なくされ,未だ学び舎に帰れない生活を送っている飯館中の皆さんが来福され,交流することとなっています。改めて「学び舎」があることに深く感謝して生活したいものです。
 
  さて,皆さんにとってこの一学期はどんな日々だったでしょうか。振り返ってみて,自分の成長が感じられましたか。「赦し合う心を育てる」ことができましたか。
  先ほど,三宅先生が聖書を朗読されました。新約聖書の「テサロニケの信徒への手紙一」の五章12~15です。その中に「気落ちしている者たちを励ましなさい」「弱い者たちを助けなさい」という一節がありました。
  こういう気持ちで友に接することができたでしょうか。
  思いやりや心遣いを大切にして,みんなで支え合い,互いに睦み合う学校にしていきましょう。
  これから,42日間の長い夏休みに入ります。
  この期間中も,多くの皆さんが活躍します。
  福山琴まつり(琴部),全国高等学校ギターマンドリン音楽コンクール,Nコン(コーロステルラ),全国総合文化祭(室内管弦楽・コーロステルラ),S(奉仕)クラブによる飯館中との交流,マレーシアへの語学研修,夢・未来プロジェクト,飛込の全国中学校選手権,少林寺拳法全国大会,福山市高校生議会等への参加です。日頃の練習や学習の成果を如何なく発揮して演奏したり,競技したり,発表したりしてくれるものと期待しています。
  高校3年生は,1期から4期に渡って補習が組まれています。まさに,受験に向けて,自分自身の夢の実現に向けて,しっかり取り組まなければなりません。
  皆さんがいる校舎の2階に,「限りある時間を一瞬も無駄にしない覚悟で生きる」という言葉が掲示してあります。
  私たちに与えられた時間には限りがあります。限られた時間の中で何ができるのか。「ああ,時間を無駄にしてしまった」と後悔しても過ぎ去った時間を取り戻すことはできませんと書いてあります。
  まさに,その通りだと思います。
  18日にお亡くなりになられた聖路加国際病院名誉院長日野原重明さんのことばをお借りすれば,「時間は命そのものです。あなたにとって,今年が納得した時間の積み重ねになりますように。」
 
  充実した夏休みを過ごし,9月1日には,全員が元気な姿で,そして笑顔で登校してくれることを祈念しています。
校長 小野田文明