校長先生のお話

年の門に立って
2010-01-01
  昨年末にフランス語の言葉が書かれている美しいカードをいただきました。それに書かれていた言葉は、新年を迎えるためにぴったりの言葉でした。
 「年の門に立つ人に私は頼みました。『ともしびをください。未知の道を行く足元を照らすために・・・』と。するとその人は答えて言いました。『心配することはない。あなたが、神の手に自分の手を委ねさえすれば、この道は、ともしびに照らされます。また通いなれたどんな道よりも安全な道になるでしょう』と。 
 
  2010年が始まり、私たちは新しいカレンダーを使い始めました。日めくりのカレンダーを眺めながら、私たち一人ひとりには、今年も365枚の真っ白のページが与えられているのだと思いました。毎日の真っ白な一枚に、各自が生きたことを、さまざまな色や形、いろいろな太さの線、文字や絵で表し、私の生きた証として書き入れていくのです。 
 
  今年がどのような年であり、私に何が起こるのかは全く分かりません。けれども、フランス語で書かれた言葉のように、神様は、私のためにさまざまなことを供えてくださるでしょう。たとえそれらのことが、私にとって、ともしびをもらい、足元を照らされて導かれる、安全で安心感を持てるようなことではなく、むしろ暗闇の中や、意味が十分に分からないような事柄の中を進むようなことであっても、私のためにすべてを整えてくださる神様にお任せして精一杯生きるなら、私が自分で描いている道よりも、もっと豊かで安らかな歩みを進めることができるのでしょう。これこそ「神に信頼」という、暁の星の校訓に表されている生き方であり、私も日々その道を進んで生きたいと思います。
 
校長 朝廣絹子