「つぼみクラスだより」
つぼみクラスの子ども達の日々の様子や、子ども達・担任の思いを写真とともにお伝えします。
12月1日 いろいろきのこ!
保護者の方から椎茸の栽培されたものをいただきました。つぼみクラスの子ども達は、椎茸という名前はよく知ってしましたが、こうやって栽培されていることにびっくりしたようでした。大きくなって収穫し、お家に持ち帰った子ども達もいます。お弁当に入れてもらって、「この前の椎茸、お母さんがお料理してくれたよ」と嬉しそうでしたよ。
そして先日、椎茸だけではなく色々なきのこの名前を知ったり、感触を楽しみました。
11月16日 お買い物にでかけました!
先日のおにぎり作りや“わくわくフェスタ”で、「~ください」という言葉でのコミュニケーションがとても楽しくなってきた子ども達。自分の思いを言葉にして相手に伝えることはパワーが必要ですが、相手に伝わった時の喜びは何より大きいですね。この二つの行事での経験を生活の中で生かして、より大きな自信につなげたいと考えていました。そこで、つぼみの子ども達は、ダイソーにお買い物に行くことにしました! つぼみクラスの大冒険です!
前の日、子ども達に「明日はお買い物に行くよ」と伝えると、「〇〇を買うよ」「僕は〇〇!」とちゃんと買いたいものを決めている様子。ご家庭できちんとお話をしてくださっていたおかげで、子ども達の中にはお買い物のイメージがしっかりと出来上がっているようでした。当日も、朝から子ども達のウキウキが止まりませんでした。
お店では自分の買いたいものをしっかりと手に握り、袋に入れていたお金と一緒にレジの方に「これください」と渡しました。お店のかたも温かく見守って下さり、子ども達のお買い物・大冒険は無事終了しました。
11月16日 神様って?
先日、子ども達と幼稚園のとなりのお御堂にお祈りに行ってきました。
子ども達には、出かける前に「神様のお家に行って、『こんにちは』ってご挨拶をしようね」と伝えました。
お御堂に着いたちょうどその時、修道院から神父様とシスターが出て来られ「神様のお家に来たの?」と声を掛けて下さいました。その時は、「神様の所にきたの」「行ってきます」と元気いっぱいだった子ども達ですが、お御堂の扉を開けて中を見た瞬間に不思議そうな、でも少し緊張したような表情が変わりました。そして自然に静かになり、足音も聞こえないくらい静かな雰囲気に…。
祭壇の前に座り、しばらくお御堂の中を見回していた子ども達ですが、『神様がいない』ということに気付いたようです。子ども達には、『神様はみんなの心にいつもいてくださること』『いつも近くで見守って下さっていること』を伝えました。そのあと、手を合わせてお祈りをしました。
目に見えないものを想像することはまだ難しい年齢ですが、少しずつ少しずつ神様の存在に気付いたり、お祈りが支えになるといいなぁと思います。
10月17日 おにぎりを作ったよ!
9月21日 お名前なぁに?
「ナスっていうけど、全部形が違うよね…」「おんなじカボチャだけどなんだか違うね…」と目をキラキラさせながら楽しんでいる子ども達を見ていると、「言葉をしっかり吸収しているな」「子ども達は正しい名称を知りたいんだな」と実感しました。
2学期になり、子ども達の中から「あのお友達はなんていうお名前?」「あの先生は誰?」という質問がどんどん出るようになってきました。今までは「お友達」「先生」で納得していたり、困り感がなかったのですが、今は「お友達といってもいろんな人がいるぞ…」「先生って呼ぶといろんな先生がお返事してくれるなぁ。どうしてだろう…」という思いが芽生えて来たようです。
「物にも人にもちゃんと一つずつ違うお名前があるんだ」と気付き始めたこの時期の子ども達に、たくさんの言葉を知らせてあげたいなぁと思います。
7月24日 1学期が終わりました
7月7日 雨の日には…
6月22日 晴れた日には…
梅雨の晴れ間のいい天気の朝。つぼみのクラスは、お仕事が外まで広がります。
この季節、子ども達にはお水もしっかりとお仕事の中で使ってほしいなぁと思っているので、『洗濯』『机を洗う』『窓ふき』などを用意しました。エプロンがびしょ濡れになりながら子ども達はとても楽しそうです。
6月7日 オレンジ? それとも、オレンジ色??
子ども達の好きなお仕事の一つに、物の名称を知らせるお仕事があります。かごに果物・野菜・身につけるもの等本物を入れておき、名称を知らせるだけではなく、触ってみたり、匂いを嗅いでみたり…。五感もしっかり使います。
今はかごの中に果物を入れています。今日こんな出来事がありました。
1つずつ指さしながら「これはりんご。これはオレンジ。これはレモン。」とお話していた時のことです。
担任:「これはなあに?」(リンゴを指さして )
〇〇ちゃん:「りんご」
担任:「これはなあに?」(オレンジを指さして)
〇〇ちゃん:「みかん」
担任:「そうね。これはオレンジなのよ」「これはなあに?」(レモンを指さして )
〇〇ちゃん:「きいろ」
担任:「?」
それまで果物を触ったり匂いを楽しんで、〇〇ちゃんから果物の名前も正しく出ていたので、急に「きいろ」という答えが返ってきたことに驚きました。でも、「これはオレンジよ」と知らせた私とのやりとりを通して、〇〇ちゃんは「このみかんはオレンジ色」と教えてもらったと理解しているのだとわかりました。だから、つぎにレモンを指さして「これはなあに?」と尋ねられると、レモンの「黄色」と答えたのでしょう。
同じ“オレンジ”でも、色を表すオレンジと、果物の名称のオレンジがあり、大人は周りの状況を考えて使い分けます。でもそれは今までの経験があるから使い分けができることなのですよね。
今、スポンジのように言葉を吸収している時期。子ども達と関わる毎日の中で、「自分の言葉が子ども達にどう伝わるのか」いつも意識しながら過ごしていかなくては!と感じた出来事でした。
5月24日 「豆がいっぱい!」
買い物に行くと、たくさんの新鮮なお野菜が並んでいます。それを見ると、「つぼみの子ども達が皮が剥けそうだな」「ちぎって洗うと楽しそう」「泥をタワシで落とすと喜ぶなぁ」と子ども達の姿を想像してワクワクしてきます。
その中でも、毎年子ども達がとても喜んでくれるのが、“そら豆”“グリーンピース”をさやから出すお仕事。今年も、さっそく大量のそら豆とグリーンピースを子ども達に紹介しました。
5月11日 「どうやったら一人でできる?」
「やりかたを知りたいな」
生活の中で自分でやりたい気持ちがいっぱい溢れている子ども達。でも、「やりたいのにできない!」とイライラしたり泣いたり諦めてしまったり…と自分自身と格闘している姿がたくさん見られます。
大人から見ると何気ないとても簡単なことなのですが、子ども達にとっては一大事! できるようになりたい気持ちをかなえてあげたいといつも思います。
子ども達が一つのことをできるようになるためには、大人がゆっくりゆっくり見せてあげるといいですね。モンテッソーリは、『対象を一つだけ取り出す』『動作を分析し順序だてる』『難しいところをはっきりさせる』『動作を見せる間は言葉は使わない』『正確に実行し、精密なところに心をとめる』『考えながら教える』『自分からする自由を与える』ということを心にとめて子ども達にやり方を知らせることを薦めています。
私たちも子ども達が「できた」と嬉しそうにする顔が見たいなあと思いながら提供しています。
今週もたくさんの「ひとりでできた」を見ることができました。子ども達は、「できない」時に、「手伝ってほしいのではなく、やり方を教えてほしい」と願っているのだと子ども達の姿から改めて感じています。