第27代 高校生平和大使
この夏の活動を終えて【第27代高校生平和大使:佃 和佳奈 さん】
私は今回のスイス派遣で人の想いがもつ力の強さを実感しました。署名活動のメンバー、署名をしてくださった方、被爆者の方や支援してくださった方、そして私たち高校生の核兵器廃絶と平和への強い想いが繋がって、今回国連に署名を届けたり、原爆の悲惨さを訴えたりすることができたと思います。
今回、国連をはじめとする多くの国際機関に訪問させていただきました。訪問先で行うスピーチに、どうやって私たちの想いを込めるか、被曝の実相を表す写真パネルやジェスチャーなど工夫を重ね、何度も練習をして本番に挑みました。訪問先の方々は私たちの声に真剣に向き合い、頷きながら聴いてくだいました。このことから、心からの熱い想いは、相手の心に届くということを実感しました。
また、今回の派遣で「国際社会」を今までよりも近く感じるようになったと思います。近く感じたからこそ、世界情勢や核軍縮の厳しさを痛感し、世界の限りない大きさと、自分の小ささに悔しさを感じることもありました。しかし、どんなに世界情勢が厳しくても、自分の力の小ささが悔しくても、私の心のフィルムに焼き付いている広島・長崎の悲惨さ、そして、核兵器廃絶と平和な世界を目指す強い想いは私を突き動かす大きな原動力です。核兵器廃絶をより力強く訴え、そして、異なる意見の人と真の対話をしていくためには何が必要なのかを自分に問い続けながら、核兵器廃絶を目指すたくさんの方たちと手を取り合って、全力で活動していこうと決意を新たにしました。
第27代高校生平和大使 佃 和佳奈
2024年8月18日(土)
スイス・ジュネーブに向け出発
この夏、佃さんは高校生平和大使の一員として様々な平和式典や集会に参加しました。
8/18(土)、スイスのジュネーブに向けて出発し、全国の高校生平和大使とともに国連軍縮会議を傍聴し、被爆地ヒロシマの思いと核兵器廃絶を世界へ訴えます。
8/18(土)、スイスのジュネーブに向けて出発し、全国の高校生平和大使とともに国連軍縮会議を傍聴し、被爆地ヒロシマの思いと核兵器廃絶を世界へ訴えます。
2024年8月9日(金):長崎研修
●若者早朝集会
長崎の爆心地公園に集まり、核兵器廃絶への想いを共有しました。
●被爆79年原水爆禁止世界大会長崎大会閉会行事
全国の高校生平和大使・高校生一万人署名活動メンバーで登壇しました。
●長崎平和祈念式典
2024年8月8日(木):長崎研修
●ピースブリッジin長崎
被爆者の方のお話をお聞きし、各県ごとに活動報告をしました。
●連合2024平和ナガサキ集会
全国の高校生平和大使で登壇しました。
2024年8月7日(水):長崎研修
●被爆79年原水爆禁止世界大会長崎大会 開会行事
全国の高校生平和大使・高校生一万人署名活動メンバーで登壇しました。
2024年8月6日(火):広島研修
●広島平和記念式典
●立憲民主党泉代表と語る会
高校生平和大使・高校生一万人署名活動メンバーから立憲民主党の泉代表に質問をし、活動報告をしました。
●全国農団労平和学習会
2024年8月5日(月)
●連合平和ヒロシマ集会【広島県立文化芸術ホール】
連合平和ヒロシマ集会に参加し、7分間の活動報告をしました。
たくさんの方々が私たちの活動を支援してくださり、より一層頑張ろうと決意を新たにしました。
2024年8月4日(日):広島研修
●平和公園碑巡り案内
平和公園にある慰霊碑を巡るガイドをしました。
●被爆79周年原水爆禁止世界大会・広島大会【広島県立総合体育館】
第27代高校生平和大使として、今後の活動の決意をスピーチしました。
2024年7月30日(火), 31日(水)
●高校生1万人署名活動(2024.7.30)
平和記念公園周辺にて、署名活動を行いました。暑い中、たくさんの方が足をとめてくださり、216筆の署名が集まりました。
●ヒロシマ平和の灯のつどい【広島平和記念資料館・平和記念公園】(2024.7.31)
原爆により亡くなられた多くの人々のご冥福を静かに祈るとともに、核兵器廃絶と世界の恒久平和への願いをロウソクの灯に託し、原爆死没者慰霊碑を中心に一周しました。
2024年7月13日(土)
●高校生1万人署名活動、韓国・大邱女子高校との交流
韓国の大邱女子高校の生徒と一緒に署名活動・碑巡りを行いました。
2024年6月16日(日)
6月16日(日)、全国から選ばれた平和大使23名が広島に集まり、結団式が行われ任命証が渡されました。
5年生(高2)の 佃 和佳奈 さんも出席し、8月に訪問するスイスの国連に向けての強い思いを伝えました。
前日には研修があり、元広島原爆資料館館長の 原田 浩 さんの被爆講話、原水禁事務局長の 谷 雅志 さんから「NPT体制と核兵器禁止条約」についてのお話をお聞きしました。
また、第26代高校生平和大使の 永戸 もも さん(本校6年生)の案内の下、平和公園周辺のフィールドワークも行い、その後、原爆資料館を見学しました。
2024年6月6日(木)
核兵器廃絶や世界平和の実現などを国内外に訴える『 第27代 高校生平和大使 』に、5年(高2)の 佃 和佳奈 さんが広島県代表の1人として選ばれ、広島市役所で記者会見が行われました。6月の結団式後、8月には全国の高校生平和大使とともにスイス・ジュネーブを訪れて国連軍縮会議を傍聴し、被爆地ヒロシマの思いと核兵器廃絶を世界へ訴えます。
昨年度の永戸さんに続き、本校から2年連続での選出となりました。佃さん、本当におめでとうございます。
ビリョクだけどムリョクじゃない!
高校生平和大使とは
核の惨禍を知る被爆地ヒロシマ・ナガサキの声を世界に伝え、核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴えるため、1998年から毎年、国連を訪問しています。
高校生平和大使は、国連では「ヒロシマ・ナガサキ・ピース・メッセンジャー」として認知され、その真剣な言動は国連で高い評価を得て大きな成果をあげています。毎年公募で選ばれ、6月の結団式後、『高校生1万人署名活動』などの様々な活動にも参加します。国連から帰国後も各地での活動報告を行うなど、約1年間活動します。