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「ゆりぐみだより」

9月の子ども達の様子

 夏休みを終えて、友達や先生に会えたことを喜び、2学期がスタートしました。生活リズムを取り戻し、元気に「おはようございます!」と登園する子どももいれば、スポーツフェスタの練習で少し疲れを感じている様子の子どももいます。毎日笑顔で迎え入れ、2学期も子ども達の歩みや成長をあたたかく見守っていきたいと思います。
登園時の様子。
自主的に水分補給をして、体調管理はばっちりです。

風船カズラの種の収穫

茶色くなった実を探して取って、中から種を取り出します。種の色が黄緑から黒に変わったことや、模様がハートみたいだと気づいたことや感じたことをたくさん教えてくれました。大事そうに手の平にのせる姿を見て、子ども達にとっては特別なものなんだなぁと感じました。来年の種まきが今から楽しみなようです。
パリパリと実を破り、手触りを楽しみます。
1つの実には3つ種があることを発見しました。

敬老の日に向けて

敬老の日に向けて、おじいちゃんおばあちゃんに日頃の感謝といたわりの心を込めてプレゼントを作りました。「おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行くのがいつも楽しみなんだ~」「おいしいご飯を食べさせてくれるの」「いつまでも元気でいてほしいな」など大好きな気持ちをたくさん教えてくれました。
年少児:コーヒーフィルターで“にじみ絵”をしています。
にじみ絵ちょうちょの出来上がり。
年中児と年長児はハートのバッグを作成しました。

作戦会議

スポーツフェスタに向けて、リレーの練習をたくさんしています。リレーをする日は毎回作戦会議をします。どういう順番で走っていこうか、アンカーは誰にするかなどみんなで意見を出し合います。色々な意見が飛び交い、まとまらない時は多数決をとっていました。人にはそれぞれ得意なことや、苦手なことがありますが、一つのチームとしてみんなで力を補いながら走る姿に感動をします。

教育実習生

教育実習生が9/19~10/2までゆり組に入りました。優しくて目が合うと微笑んでくれる実習生がみんな大好きです。話を聞いて、優しく対応してくれるので信頼関係がすぐに築けていきました。子ども達と実習生にとって恵みの期間だったと思います。
みんなからの質問タイム「どんな食べ物が好きですか?」
お月見に関する紙芝居を読んでもらいました
実習生が準備をしたオセロゲーム。子ども達の笑顔がたくさん見られ、楽しい時間を過ごしました。

こどものせかい10月号「こころのやさしいサマリア人」

「こころのやさしいサマリアじん」の読み聞かせをし、その後みんなで分かち合いをしました。困っている人がいて気付いたら、「見て見ぬふりをする人」か「助けてあげる人」みんなだったらどっちの人になりたい?と尋ねたり、例え話で、お弁当の席が決まらずにひとりぼっちで困っている友達がいたらどうする?と質問をして、みんなで考えて意見を発表しました。「僕だったらそばに行ってどうしたの?と尋ねる」、私だったら「こっちで一緒に食べようと声を掛ける」などの答えが出てきました。逆に、気づかないふりをしたり、「あっちで食べなよ~」などの冷たい言葉を掛けるとどうかな?と聞くと、「それは嫌だ」「心が冷たい人にはなりたくないな」と、答えていました。
 イエス様の教えである「困っている人の隣人になって助けてあげましょう」という言葉を子ども達と意識して過ごして、嫌な思いをする人はいなかったかな?と振り返り、みんなが気持ちよく過ごせるクラスになればいいなと思います。
優しい場面に出会いました。

6月の子ども達の様子

 6月は小さな生き物や植物に触れて、感動する体験を通して「いのち」を大切にするということを感じとることができたように思います。

カエルを飼育しました。

 年長児が絵画でカエルを描くため、その導入としてクラスでカエルを飼うことになりました。カエルは生きた虫しか食べないため、エサやりには苦戦しました。外遊びの時間、ある年長児の男の子がカエルのエサ探しに出発。蝶々や蚊、ハエを探していましたが中々捕まえられまん。「せんせい!!」と大興奮で呼ばれたので行くと、クモを見つけていました。私は必死で捕まえ、すぐに飼育ケースに入れると、カエルは目にも止まらぬ速さでクモのところに移動しペロッと丸のみしました。その瞬間を見ていた子どもは少しびっくりしていました。「よほどお腹を空かせていたんだね」と、話をしましたが、怖く見えたのかもしれません。

 毎日子ども達はお弁当の前に、手を合わせてお祈りをして頂きます。時々子ども達に話をすることがあります。お弁当箱の中にはたくさんの生き物のいのちが入っているんだよ。豚や牛、魚など。私達の体の栄養になるために「いのち」をくれた生き物なんだよね、だから感謝して頂こうねと話をするとお祈りに心が込められます。「私のごはんには小エビがふりかけられている。たくさんいのちが乗っているね。大切に食べなきゃ」と気づいてお話をしてくれた子どももいました。

 カエルが生きた虫を食べるのを見た時、子ども達には無残だろうかと心配していましたが、私たち人間は「いのち」に支えられているということを知っていたので、その事実を受け止めて観察している様子でした。
小さな生き物を見ていると自然と笑顔になるようです。
放してカエルの動きを観察
粘土でカエルを作ってみたよ

他にもこんな生き物と触れました

あかちゃんカタツムリ 
ザリガニ

きゅうりの収穫

実が出来た!
大きくなってね
いよいよ収穫
「電話みたい~。これで電話できるかな~」。「バナナみたい~」。子ども達の見え方は様々でした。
モンテッソーリのお仕事「野菜を切る」。ピーラーを使って皮を剥き、包丁で切ります。集中力が増します。
触れ合い遊び「きゅうりができた」。

芝の観察

水と日光で芝が伸びる様子を観察しました。子ども達が、名前をつけてあげたいと言うことで、みんなで名前を考えました。
命名「ころちゃん」
お当番さんが霧吹きでしっかり水を与えます。
断髪式。お当番さんが嬉しそうにはさみでカットしています。

食後の掃除

 食べ終わった後、各自、机をきれいに拭きます。誰かが使う机を掃除することは他者への思いやりや、クラスを気持ちよく掃除することで、自分は役に立つ存在なんだと自己肯定感も養います。
 年少児も6月から机の掃除を始めました。雑巾を絞る経験を繰り返すことによって、絞るコツを自分で掴んできました。
食べ終わったら掃除をする習慣がついてきました。
床もピカピカに。
時々部屋を広げて床の雑巾がけをします。下半身や腕に力が付き、また体幹を鍛えるので体作りにもなります。お部屋もきれいになるので心もスッキリ。

おままごと

 クラスで順番におままごとの日がやってきます。「図書コーナーでおままごとしたい人はどうぞ行ってきてください。今日はゆり組さんの日です」。お昼の外遊びの時間なので、外に出て遊びたい子どももいれば、おままごとを楽しみたい子どももいます。物を譲ったり、貸してもらったり、同じ物を使いたい時には話し合いをすることで、他人の気持ちを知り自分はどうするか、などを学んでいきます。子ども達同士で解決していく力を身に付けていくことはとても良いことなので必要な時以外は保育者は声を掛けず見守っています。この日はみんなが楽しい気持ちでおままごとができ、小さなお父さんやお母さん達が図書コーナーに集まっていて微笑ましかったです。

どろんこ遊び

裸足で土を踏む感触を楽しみ、ダイナミックに遊びました。長い川ができていますね。

5月の子ども達の様子

この長い行列は!?

 年少児を体操に連れて行きクラスに戻ってくると、廊下に年中児と年長児の長い列ができていました。ひそひそと話をしています。 クラスは二人の保育者で活動を進めているので、「子ども達のここを伸ばしたいからこんな活動をしたい」と日々アイデアを出し合って保育計画を立てています。ひらめきが突然舞い降りてくることもあり、この日は子ども達と伝言ゲームが始まっていました。お題は少し難しい内容だったので、伝えた後の子どもたちも「だいじょうぶかな・・・」と、見守っています。子ども達は「正しく伝えなきゃ」と、責任感を持ちとても集中していました。

「I’m good!!!」

年少児も月曜日に隔週で英語を習っています。第1回目は「How are you?」と聞かれたときの自分の気分や状態の伝え方を教わりました。

どんな匂いかな~

絵本のそらまめくんの絵を描くために本物のそら豆に触れました。重さ、匂い、中身は・・・そら豆が出てきたときは可愛い生き物を見ているかのような感動でした。

何に盛り上がっているのかな?

雨の日は外遊びが出来なくて残念ですが、部屋で粘土をして過ごすこともあります。こねこねして出来上がったものを友達と見せ合って楽しんでいます。こうやって友達関係が深まっていく様子を見たら、雨の日も悪くないですね。お恵みの雨に感謝です。

散歩の目的は?

いつもはお部屋でアンジェラスの鐘を聞いてお祈りをしていますが、この日は間近で音を聞いてみようということになり、いつもより早く昼食をとり、鐘の下まで散歩に出かけました。
「山と同じ高さだ~」「福山城が見えた~」「幼稚園が小さい」「ママと行くお店が見えた」など子ども達の感動は様々です。
帰り道、卒園児の1年生に会えました。同じ学院内なのでこのような思わぬ再会をすることがあります。兄弟が小学校に通っている子は自分のお兄ちゃんお姉ちゃんを探していました。

園芸作業

球根の掘り上げ

来年もきれいなチューリップが咲くように一生懸命作業をしました。

アサガオの種まき

「種は丸い方を上にすると、根が出るところが下になるからよく見て植えてね」と伝えたので、一粒の種に心を注ぎ、慎重に植えています。

キュウリの苗植え

「先生の苗がうどん粉病になって枯れてしまったことがあるんよ」と話をすると、植物も病気になることを知り心配そうにしていました。この苗は病気に強い"なつすずみ゛"という品種のキュウリであることを伝えると安心していました。
 写真では、根を見ています。根は土の中に入っているので見えないけど、水や栄養を吸収していく一番大事な部分であることを説明しました。モンテッソーリ教育で「植物の働きについて知る」というのがあります。見えないところにも感謝できる心、誰かの働きがあって自分が支えられているということに感謝できる心を育んでいきたいと思います。

水やり

 お当番さんに水やりをお願いしています。芽が出てくると喜んで水やりをしてくれていますが、やり過ぎは根が腐ってしまい枯れてしまうことを伝えました。水をたっぷりあげれば芽が喜ぶと思っていた子は、聞いてびっくりしていました。
 大人が子どもを育てていく中でも、子どものために良かれと思い習い事に通わせたり、出来るようになってほしいという思いから厳しく指導をしてしまうことがあるかもしれません。それは本当に必要なことなのだろうか、子どもが求めていることなのだろうかと考えてストップをかけていきたいものです。

花の水切り

どれどれ・・・

マリア祭では、ご家庭から花を準備してくださりありがとうございました。水切りした後は、茎の断面を虫眼鏡で観察しました。「この穴から水を吸い上げていくのか」と興味津々でした。

4月の子ども達の様子

 クラスの子どもたちの姿や成長をお伝えするとともに、その場面を保育者としてどう思い、どう読み取ろうとしているのか紹介します。

午前中のある場面

朝の集まり
 縦割りクラスなので、絵本はどの学年も楽しめる内容を保育者が考慮して選び、みんなで楽しみます。年少児は入園して間もないので、お世話係の年長児が隣に座って、何かあった時に助けてあげます。「どうしたの?」「だいじょうぶ?」「こうやってするんだよ」とお世話を頑張ります。
ルルドのマリア様にお祈り
 朝の集まりの後は外遊びの時間ですが、この日は学院内に散歩に出かけました。体には“おみやげバッグ”を掛けて松ぼっくりや桜の花びら、落ち葉などを拾って入れます。「お母さんに見せてあげたい」と言いながら大事そうに拾っていました。散歩ではキジバトがいたり、蝶々など自然の生き物にも触れることができました。黄色いタンポポを発見して「可愛い~」とにっこり。散歩の最後にはルルドのマリア様の所に行って「アヴェマリアの祈り」を唱えました。
 進級・入園で4月は一人ひとりの子ども達がドキドキしてスタートしたことと思います。年長児は年少児のお世話の難しさを感じたことでしょう。お世話をする時はまず、声を掛けて「こうやってするんだよ」とやり方を見せてあげます。できるようになるのを待ってあげる思いやりの心を育んでいっています。
 年中児はクラスでも真ん中の年齢にあたり、自分と他人の区別がはっきりしてきて、周囲の状況に目が向くようになっている様子が見られます。上手くいかないと悩む子どもにすぐ「こうしよう」と答えに導くのではなく「どうしたらいいかな」といっしょに考えることを大事にしています。ヒントを出したり、他の方法を試せるよう促したりと、子どもが試行錯誤する過程を支えていきたいと思います。子どもが悩んでいる時、上手くいかない時こそ、成長のチャンスと考えて一緒に立ち止まって話し合いをしています。
 年少児は新しい環境で戸惑いながら涙が出てしまうこともありますが、幼稚園で成功したこと、失敗したことなどその時の子どもの気持ちに寄り添いながらたくさん経験をして、「幼稚園楽しい」となってくれるようにつとめています。ある保育の場面で「ねぇ ママ~」と言い間違えてくれた時は、幼稚園にも慣れてきたんだなと安心したのと同時に一番大好きなお母さんと間違われて嬉しかったです。

一人ひとりが輝いているね!

年中児のしごと
 年中児はお弁当のグループの準備を任されています。いつも張り切って準備をしてくれてとても頼もしいです。みんなが座るイスや、グループの表示をしています。グループはうさぎ、しまうま、らいおん、ねこ、ぺんぎん、ぞう、かめの7つのグループに分かれて食べます。各グループで何の動物にするか話し合って決めました。希望の動物にならず涙ぐむ子もいましたが、折り合いをつけてメンバーみんなが納得をして決定することができました。今ではみんな自分のグループの動物が大好きです。
弁当の準備
弁当の準備で水筒のお茶を注いでいます。モンテッソーリ作業で、「あけうつし」というのがあります。正確な筋肉の動きと運動を調整することができるようになり、日常生活で実践しています。
にらめっこ
お昼の集まりでは、おもに歌を歌ったりリトミックをして過ごしています。4月の歌♪「せんせいとおともだち」の3番「にらめっこしよう メッ メッ メッ」を歌った後、実際に保育者とにらっめっこをして遊びます。みんな本気で変顔をするので、保育者はすぐに笑ってしまいます。
英語活動
週3~4回、クラスで10分ほどのビデオを見る英語活動があります。今月は「自己紹介」と「1~10の数の数え方」を学びました。
4/24(月)のひとコマ
 英語活動でお世話になるリー先生がクラスに来られて、オーストラリアのことをたくさん教えてくださいました。
おいのり
 帰りの集まりで静かなお祈りの時間を過ごします。今日嬉しかったこと、頑張ったこと、悲しかったことなど、心の中で振り返り、神様にお話を聞いてもらう時間です。
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