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「ゆりぐみだより」

5月の子ども達の様子

この長い行列は!?

 年少児を体操に連れて行きクラスに戻ってくると、廊下に年中児と年長児の長い列ができていました。ひそひそと話をしています。 クラスは二人の保育者で活動を進めているので、「子ども達のここを伸ばしたいからこんな活動をしたい」と日々アイデアを出し合って保育計画を立てています。ひらめきが突然舞い降りてくることもあり、この日は子ども達と伝言ゲームが始まっていました。お題は少し難しい内容だったので、伝えた後の子どもたちも「だいじょうぶかな・・・」と、見守っています。子ども達は「正しく伝えなきゃ」と、責任感を持ちとても集中していました。

「I’m good!!!」

年少児も月曜日に隔週で英語を習っています。第1回目は「How are you?」と聞かれたときの自分の気分や状態の伝え方を教わりました。

どんな匂いかな~

絵本のそらまめくんの絵を描くために本物のそら豆に触れました。重さ、匂い、中身は・・・そら豆が出てきたときは可愛い生き物を見ているかのような感動でした。

何に盛り上がっているのかな?

雨の日は外遊びが出来なくて残念ですが、部屋で粘土をして過ごすこともあります。こねこねして出来上がったものを友達と見せ合って楽しんでいます。こうやって友達関係が深まっていく様子を見たら、雨の日も悪くないですね。お恵みの雨に感謝です。

散歩の目的は?

いつもはお部屋でアンジェラスの鐘を聞いてお祈りをしていますが、この日は間近で音を聞いてみようということになり、いつもより早く昼食をとり、鐘の下まで散歩に出かけました。
「山と同じ高さだ~」「福山城が見えた~」「幼稚園が小さい」「ママと行くお店が見えた」など子ども達の感動は様々です。
帰り道、卒園児の1年生に会えました。同じ学院内なのでこのような思わぬ再会をすることがあります。兄弟が小学校に通っている子は自分のお兄ちゃんお姉ちゃんを探していました。

園芸作業

球根の掘り上げ

来年もきれいなチューリップが咲くように一生懸命作業をしました。

アサガオの種まき

「種は丸い方を上にすると、根が出るところが下になるからよく見て植えてね」と伝えたので、一粒の種に心を注ぎ、慎重に植えています。

キュウリの苗植え

「先生の苗がうどん粉病になって枯れてしまったことがあるんよ」と話をすると、植物も病気になることを知り心配そうにしていました。この苗は病気に強い"なつすずみ゛"という品種のキュウリであることを伝えると安心していました。
 写真では、根を見ています。根は土の中に入っているので見えないけど、水や栄養を吸収していく一番大事な部分であることを説明しました。モンテッソーリ教育で「植物の働きについて知る」というのがあります。見えないところにも感謝できる心、誰かの働きがあって自分が支えられているということに感謝できる心を育んでいきたいと思います。

水やり

 お当番さんに水やりをお願いしています。芽が出てくると喜んで水やりをしてくれていますが、やり過ぎは根が腐ってしまい枯れてしまうことを伝えました。水をたっぷりあげれば芽が喜ぶと思っていた子は、聞いてびっくりしていました。
 大人が子どもを育てていく中でも、子どものために良かれと思い習い事に通わせたり、出来るようになってほしいという思いから厳しく指導をしてしまうことがあるかもしれません。それは本当に必要なことなのだろうか、子どもが求めていることなのだろうかと考えてストップをかけていきたいものです。

花の水切り

どれどれ・・・

マリア祭では、ご家庭から花を準備してくださりありがとうございました。水切りした後は、茎の断面を虫眼鏡で観察しました。「この穴から水を吸い上げていくのか」と興味津々でした。

4月の子ども達の様子

 クラスの子どもたちの姿や成長をお伝えするとともに、その場面を保育者としてどう思い、どう読み取ろうとしているのか紹介します。

午前中のある場面

朝の集まり
 縦割りクラスなので、絵本はどの学年も楽しめる内容を保育者が考慮して選び、みんなで楽しみます。年少児は入園して間もないので、お世話係の年長児が隣に座って、何かあった時に助けてあげます。「どうしたの?」「だいじょうぶ?」「こうやってするんだよ」とお世話を頑張ります。
ルルドのマリア様にお祈り
 朝の集まりの後は外遊びの時間ですが、この日は学院内に散歩に出かけました。体には“おみやげバッグ”を掛けて松ぼっくりや桜の花びら、落ち葉などを拾って入れます。「お母さんに見せてあげたい」と言いながら大事そうに拾っていました。散歩ではキジバトがいたり、蝶々など自然の生き物にも触れることができました。黄色いタンポポを発見して「可愛い~」とにっこり。散歩の最後にはルルドのマリア様の所に行って「アヴェマリアの祈り」を唱えました。
 進級・入園で4月は一人ひとりの子ども達がドキドキしてスタートしたことと思います。年長児は年少児のお世話の難しさを感じたことでしょう。お世話をする時はまず、声を掛けて「こうやってするんだよ」とやり方を見せてあげます。できるようになるのを待ってあげる思いやりの心を育んでいっています。
 年中児はクラスでも真ん中の年齢にあたり、自分と他人の区別がはっきりしてきて、周囲の状況に目が向くようになっている様子が見られます。上手くいかないと悩む子どもにすぐ「こうしよう」と答えに導くのではなく「どうしたらいいかな」といっしょに考えることを大事にしています。ヒントを出したり、他の方法を試せるよう促したりと、子どもが試行錯誤する過程を支えていきたいと思います。子どもが悩んでいる時、上手くいかない時こそ、成長のチャンスと考えて一緒に立ち止まって話し合いをしています。
 年少児は新しい環境で戸惑いながら涙が出てしまうこともありますが、幼稚園で成功したこと、失敗したことなどその時の子どもの気持ちに寄り添いながらたくさん経験をして、「幼稚園楽しい」となってくれるようにつとめています。ある保育の場面で「ねぇ ママ~」と言い間違えてくれた時は、幼稚園にも慣れてきたんだなと安心したのと同時に一番大好きなお母さんと間違われて嬉しかったです。

一人ひとりが輝いているね!

年中児のしごと
 年中児はお弁当のグループの準備を任されています。いつも張り切って準備をしてくれてとても頼もしいです。みんなが座るイスや、グループの表示をしています。グループはうさぎ、しまうま、らいおん、ねこ、ぺんぎん、ぞう、かめの7つのグループに分かれて食べます。各グループで何の動物にするか話し合って決めました。希望の動物にならず涙ぐむ子もいましたが、折り合いをつけてメンバーみんなが納得をして決定することができました。今ではみんな自分のグループの動物が大好きです。
弁当の準備
弁当の準備で水筒のお茶を注いでいます。モンテッソーリ作業で、「あけうつし」というのがあります。正確な筋肉の動きと運動を調整することができるようになり、日常生活で実践しています。
にらめっこ
お昼の集まりでは、おもに歌を歌ったりリトミックをして過ごしています。4月の歌♪「せんせいとおともだち」の3番「にらめっこしよう メッ メッ メッ」を歌った後、実際に保育者とにらっめっこをして遊びます。みんな本気で変顔をするので、保育者はすぐに笑ってしまいます。
英語活動
週3~4回、クラスで10分ほどのビデオを見る英語活動があります。今月は「自己紹介」と「1~10の数の数え方」を学びました。
4/24(月)のひとコマ
 英語活動でお世話になるリー先生がクラスに来られて、オーストラリアのことをたくさん教えてくださいました。
おいのり
 帰りの集まりで静かなお祈りの時間を過ごします。今日嬉しかったこと、頑張ったこと、悲しかったことなど、心の中で振り返り、神様にお話を聞いてもらう時間です。
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