「ゆりぐみだより」
9月の子ども達の様子
夏休みを終えて、友達や先生に会えたことを喜び、2学期がスタートしました。生活リズムを取り戻し、元気に「おはようございます!」と登園する子どももいれば、スポーツフェスタの練習で少し疲れを感じている様子の子どももいます。毎日笑顔で迎え入れ、2学期も子ども達の歩みや成長をあたたかく見守っていきたいと思います。
風船カズラの種の収穫
敬老の日に向けて
作戦会議
教育実習生
こどものせかい10月号「こころのやさしいサマリア人」
「こころのやさしいサマリアじん」の読み聞かせをし、その後みんなで分かち合いをしました。困っている人がいて気付いたら、「見て見ぬふりをする人」か「助けてあげる人」みんなだったらどっちの人になりたい?と尋ねたり、例え話で、お弁当の席が決まらずにひとりぼっちで困っている友達がいたらどうする?と質問をして、みんなで考えて意見を発表しました。「僕だったらそばに行ってどうしたの?と尋ねる」、私だったら「こっちで一緒に食べようと声を掛ける」などの答えが出てきました。逆に、気づかないふりをしたり、「あっちで食べなよ~」などの冷たい言葉を掛けるとどうかな?と聞くと、「それは嫌だ」「心が冷たい人にはなりたくないな」と、答えていました。
イエス様の教えである「困っている人の隣人になって助けてあげましょう」という言葉を子ども達と意識して過ごして、嫌な思いをする人はいなかったかな?と振り返り、みんなが気持ちよく過ごせるクラスになればいいなと思います。
6月の子ども達の様子
6月は小さな生き物や植物に触れて、感動する体験を通して「いのち」を大切にするということを感じとることができたように思います。
カエルを飼育しました。
年長児が絵画でカエルを描くため、その導入としてクラスでカエルを飼うことになりました。カエルは生きた虫しか食べないため、エサやりには苦戦しました。外遊びの時間、ある年長児の男の子がカエルのエサ探しに出発。蝶々や蚊、ハエを探していましたが中々捕まえられまん。「せんせい!!」と大興奮で呼ばれたので行くと、クモを見つけていました。私は必死で捕まえ、すぐに飼育ケースに入れると、カエルは目にも止まらぬ速さでクモのところに移動しペロッと丸のみしました。その瞬間を見ていた子どもは少しびっくりしていました。「よほどお腹を空かせていたんだね」と、話をしましたが、怖く見えたのかもしれません。
毎日子ども達はお弁当の前に、手を合わせてお祈りをして頂きます。時々子ども達に話をすることがあります。お弁当箱の中にはたくさんの生き物のいのちが入っているんだよ。豚や牛、魚など。私達の体の栄養になるために「いのち」をくれた生き物なんだよね、だから感謝して頂こうねと話をするとお祈りに心が込められます。「私のごはんには小エビがふりかけられている。たくさんいのちが乗っているね。大切に食べなきゃ」と気づいてお話をしてくれた子どももいました。
カエルが生きた虫を食べるのを見た時、子ども達には無残だろうかと心配していましたが、私たち人間は「いのち」に支えられているということを知っていたので、その事実を受け止めて観察している様子でした。
食後の掃除
おままごと
クラスで順番におままごとの日がやってきます。「図書コーナーでおままごとしたい人はどうぞ行ってきてください。今日はゆり組さんの日です」。お昼の外遊びの時間なので、外に出て遊びたい子どももいれば、おままごとを楽しみたい子どももいます。物を譲ったり、貸してもらったり、同じ物を使いたい時には話し合いをすることで、他人の気持ちを知り自分はどうするか、などを学んでいきます。子ども達同士で解決していく力を身に付けていくことはとても良いことなので必要な時以外は保育者は声を掛けず見守っています。この日はみんなが楽しい気持ちでおままごとができ、小さなお父さんやお母さん達が図書コーナーに集まっていて微笑ましかったです。
5月の子ども達の様子
この長い行列は!?
散歩の目的は?
園芸作業
キュウリの苗植え
4月の子ども達の様子
クラスの子どもたちの姿や成長をお伝えするとともに、その場面を保育者としてどう思い、どう読み取ろうとしているのか紹介します。
午前中のある場面
進級・入園で4月は一人ひとりの子ども達がドキドキしてスタートしたことと思います。年長児は年少児のお世話の難しさを感じたことでしょう。お世話をする時はまず、声を掛けて「こうやってするんだよ」とやり方を見せてあげます。できるようになるのを待ってあげる思いやりの心を育んでいっています。
年中児はクラスでも真ん中の年齢にあたり、自分と他人の区別がはっきりしてきて、周囲の状況に目が向くようになっている様子が見られます。上手くいかないと悩む子どもにすぐ「こうしよう」と答えに導くのではなく「どうしたらいいかな」といっしょに考えることを大事にしています。ヒントを出したり、他の方法を試せるよう促したりと、子どもが試行錯誤する過程を支えていきたいと思います。子どもが悩んでいる時、上手くいかない時こそ、成長のチャンスと考えて一緒に立ち止まって話し合いをしています。
年少児は新しい環境で戸惑いながら涙が出てしまうこともありますが、幼稚園で成功したこと、失敗したことなどその時の子どもの気持ちに寄り添いながらたくさん経験をして、「幼稚園楽しい」となってくれるようにつとめています。ある保育の場面で「ねぇ ママ~」と言い間違えてくれた時は、幼稚園にも慣れてきたんだなと安心したのと同時に一番大好きなお母さんと間違われて嬉しかったです。