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校長先生のお話

光の伝達式
2017-12-18
 12/16(土)に,関谷神父さんに見守っていただきながら,6年生から5年生への「光の伝達式」が行われました。
 6年生が退室した後,5年生へ語ったことばを紹介します。
 
 私は,関谷神父さんから,10/13に東京四谷のニコラ・バレ修道院で「生き方を伝える」というテーマで,カトリック学校の使命・あり方等についてお話を聞かせていただきました。
 その際,建学の精神「Women for Others」や校訓「マリアと共に,神に信頼,己に誠実,互いに睦み,進んで奉仕」を教師である私たちがどう受け止め,それを具体化して,皆さんに教えたり伝えたりすることができるのか。とりわけ,「愛と奉仕」の心を模範(モデル)を示しながら教えていくことの大切さについて語ってくださいました。
 先程のまもなく卒業する「桜凜会」の皆さんとの光の伝達式。厳粛な雰囲気の中で,荘厳な儀式が行われました。私自身初めての体験でしたが,まさに先輩たちが「愛と奉仕」の心のモデルを示してくれた姿の伝承の儀式であり,とても大きな感動に包まれています。
 私が,卒業生たちに「桜凜会」という卒業名をつけた理由を,次のように説明しました。
 桜の坂道を凜々しい姿で通い続けた6年生。また,本年度,桜の坂道が改修された年でもあること,さらに,日本を代表する花であるとともに,本校の象徴の一つに桜があることから,桜の文字を入れました。
 凜という文字は,6年生の態度や姿が,いつも引き締まって頼もしく思えたことや気品を備え,いきいきとして賢い学年であるという印象から考えたものです。昨今では,気品のある女性に用いられることも多くなっています。まさに,卒業生にふさわしい一文字だと確信しています。
 そして,古くから,花といえば桜をさすことが多いように,あなた方も,本校の卒業生といえば「桜凜会」といわれるように,これからも,かけがえのない命を大切にしながら,しっかり前を向いて歩み続けてください。
 聖書のテサロニケ第一4:1~3a.9に,次のような教えがあります。
 兄弟たち,主イエスに結ばれた者としてわたしたちは更に願い,また勧めます。あなたがたは,神に喜ばれるためにどのように歩むべきかを,わたしたちから学びました。そして,現にそのように歩んでいますが,どうか,その歩みを今後も更に続けてください。わたしたちが,主イエスによってどのように命令したか,あなたがたはよく知っているはずです。実に,神の御心は,あなたがたが聖なる者となることです。
 兄弟愛については,あなたがたに書く必要はありません。あなたがた自身,互いに愛し合うように,神から教えられているからです。
 
 5年生の皆さん,6年生の思いをしっかり受け止めたことと思います。
 本校は,皆さんとともに,「愛と奉仕」の心を育みながら,新たなる歴史の1ページを刻み込むスタートとなりました。
 あなた方の学年目標は,「サーバントリーダーシップ」を身に付けることです。まさに,「愛と奉仕」がテーマであり,本校のビジョンに基づくものでもあります。皆さんの更なる成長に期待しています。
 
 式終了後,関谷神父さんから,すばらしい儀式でした。感動で涙が出そうになりましたとお褒めの言葉をいただきました。
校長 小野田 文明
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