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ブックトーク〈5年生〉
2025-03-06
カテゴリ:高学年,図書室
椋鳩十は長野県生まれ。東京の法政大学を卒業後、鹿児島県の種子島で教師になります
野生動物が出てくる初期の作品から、ペットとのふれあいを描く晩年の作品まで紹介されました
真剣な表情だったり
椋鳩十の人生や作品の語りに引き込まれ、笑いが起きたり
人間が始めた戦争のせいで傷ついた動物の物語も紹介されました
ばら公園は、戦災復興を願う市民が約千本のばらを植えたことが始まりです
ばらは気持ちを落ち着かせる花で、平和を祈るのによく合っていると感じられたそうです
昨秋、暁の星中高を会場に、約70人が集まって作った巨大折りばら。ローズマインドは、『思いやり、優しさ、助け合いの心』
休憩時間、1年生がお礼の手紙を手渡しました
5年生が、ブックトークをしていただきました。
講師は、1月にもお越しいただいた『えほん見楽る』のほりたみつぎさん。

『The 椋鳩十』をテーマに、動物とのふれあいを通して
生きる素晴らしさを伝える8冊を紹介してくださいました。

5年生は、『大造じいさんとガン』の授業で、どの登場人物の視点で書かれたかを
1文ずつ捉えながら、心情の変化を読んできました。
学習後、このブックトーク『The 椋鳩十』を聞くことをとても楽しみにしていたそうです。

今日、椋鳩十について詳しく知ったことで、[物語に命を吹き込んだ存在=作者]も
意識して物語を読める子が出てくるように感じました。
子どもたちの読書が変化していくのが楽しみです。

後半は、5月に福山で世界バラ会議が開催されるということで、
ばらが出てくる絵本を紹介する時間を作ってくださいました。

福山のばら公園の始まりや、アフガニスタンの難民キャンプで絨毯を織る少年、
アメリカ同時多発テロ事件など、悲しいけど本当にあったことばかりで、
子どもたちは「世界が平和であってほしい」と思いながら聞いたと思います。

また、朽木祥の『たずねびと』を学習し、広島平和記念資料館へ見学に行き、
平和について考えてきた一年間でした。
戦争中、椋鳩十が動物の生きる姿に思いをたくして、
親子の愛情や命の大切さを書き続けたことも、
ばらに平和への願いをこめて、戦災から立て直した福山の歩みも、
今を生きる私たちと地続きにあると実感していることでしょう。

ほりたさん、大切なメッセージをたくさん伝えてくださり、
本当にありがとうございました。



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