本文へ移動

園長の日記 その17「専業主婦にもサポートは必要」

2022-11-17
ふつうの朝の登園風景 
園長の日記 その17「専業主婦にもサポートは必要」

子育ては、やりがいのある仕事ですが、子どもが小さいうちは、親の負担は大きくなります。

先日、子育てに関する負担感を調べたグラフを見る機会がありました。その調査では、予想通り多くの母親が多かれ少なかれ負担感を感じていることが示されていました。特に印象に残ったのは、専業主婦のほうが負担感を大きく感じているということです。

仕事を持つ家庭は保育所を利用できますし、3歳以上の子どもがいる専業主婦は、幼稚園で子育ての情報を得たり、子どもと離れる時間を確保したりできます。それによって、負担感が軽減されているとしたら、保育園にも幼稚園にも所属できず、家族の支援が期待できない専業主婦の方たちが、負担感を感じられているのはよく分かります。

昔は、子供たちの数も多かったので、地域社会が子育てに関わっていて地域でまとめて面倒をみている感じもあり、大家族の中に相談できる人もいたと思います。今は核家族化し、生活が便利になったために、一人で子どもと向き合う時間が長くなっています。

本園には、保育園とは別に、2歳と満3歳の子たちのためのつぼみクラスがあります。このクラスでは、保護者が就労しているかは問われません。私自身は、つぼみクラスの役割として、幼稚園に入る前に少しずつ集団生活に慣れていくための準備をする施設という意識が強かったのですが、保護者の皆さんからは、子育てについて不安に感じていたり、悩んでいたりしたことについて、いっしょに関わってもらえてありがたかったという声をたくさん伺いました。お子さんのためだけでなく、つぼみクラスには保護者をサポートする役割が求められていることが分かります。

「暁の星保育園」と「暁の星幼稚園」、そして、「つぼみクラス」の3つの組織の組み合わせで、それぞれの保護者のニーズに応えていくことができればと思います。

 

TOPへ戻る