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園長の日記 その21「今年も園に鬼が来た」

2023-01-28
節分会に鬼が乱入
※保護者専用サイトに動画もあります。
「悪い子はいないか?」「いないよ!」

数日前から子どもたちの話題の中心は、鬼。これから予定されている節分会では、みんなで節分について学んだあと、ゲームをしたり、お互いに豆をまいたりして楽しんでいるうちに、どうやら途中から「本物の鬼」が来るようです。

本気で恐れている様子がうかがえました。思い出したり想像したりするだけで涙が出てくる子もいるようです。昨年の鬼がよほどこわかったのでしょう。

ここまで怖がらせる必要があるのかと一度会議で話題にしてみました。節分や豆まきの文化を知ることやこわいものの存在、みんなで力を合わせて撃退する勇気など学びがいろいろあることや怖さ半分、楽しさ半分の子どもたちの期待にも応えたいということで、今年も鬼を登場させることになりました。節分会は、豆を入れるための箱やお面を作るなど造形的な面でも楽しむことができます。

さて、当日はやはり朝から不安げな子たちもいましたが、各クラスで鬼の紙芝居をしたり本を読んでもらったりして、心の準備は整っていました。

手違いがあって、予想された時間よりも早めに鬼が登場。豆の準備が間に合わず、ボールをみんなで投げるクラスもありました。予想通り、悲鳴と歓声の中、豆やらボールやら新聞玉やら、あらゆるものが鬼に投げつけられ、どの教室でも、みんなの力で赤鬼は追い出されてしまいました。つぼみクラスや保育園の子たちのところにも、鬼は登場。小さいなりに、節分の行事を体験しました。

今年の鬼は、どうやら子どもの泣き顔に弱いようでした。子どもたちによると、なぜか姿も声も園長先生に似ていたそうです。

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