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園長日記その11「乗り越える時」

2022-07-16
園長日記その11「乗り越える時」
小さな靴の整列。正座で絵をかいています。みんな平気で正座ができるようです。体が軽いからかな。私は、もうしびれてきた・・・。
園長日記その11「乗り越える時」

 幼稚園での仕事が始まって4か月たちますが、泣き叫んで「おかあさんがいい!」と言っている子を無理やり抱きかかえて教室まで連れていく姿にはなかなか慣れません。幼稚園の先生や保護者の皆さんにとっては、年中行事でしょうが・・・知らない人が見るとまるで誘拐犯が拉致しているみたいに見えるかもしれません。

新学期の初めや連休明けなどの節目に多くなる傾向がありますが、そういう気持ちになるタイミングや期間はその子によっても違うようです。外遊びの時に、うつむいて涙ぐんでいるので、かがんで聞くと「おかあさんがいい・・」とつぶらな瞳でつぶやかれたこともあります。

泣き叫ぶまでにはいかないまでも、門のところでおうちの方と離れがたくなっている姿はよく見かけます。保護者の方も、先生に託してさっと姿を隠していかれます。

 やっぱり気になるので、その後、そっと教室に様子を見に行くと、たいていは、みんなといっしょに楽しそうに遊んでいる姿があります。あそこは乗り越えさせていくべき時なんだなと思います。

 それにしても、そこまで「お母さんがいい!」と言ってもらえるなんて、うらやましいですね。今のうちかもしれませんよ。

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