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「小学校現場から来た園長の日記」その3

2022-05-09
「異年齢の学級編成」
プランターをみんなでのぞきこんでいるけど、何がいるのかな
「異年齢の学級編成」

自分が通った幼稚園はもちろん、我が子が通った幼稚園も、年長・年中・年少でクラス編成がされていました。だから、本園が特色とする異年齢の縦割保育がどのように行われているのかは赴任前からとても興味がありました。

幼稚園生活の先輩である年長さんはAさん、年中さんはBさん、そして、入園したばかりの年少さんはCさんと呼ばれています。園バスが到着してからの様子を見ていると、Aさんの中には、自分が降りた後にCさんがバスから降りてくるのをじっと待ってあげていて、降りたのを見届けると手をつないで教室まで連れて行っている姿がありました。Aさんたちにとっては、自分たちがこれまでしてもらったように下の子たちのお世話をすることは、自然でやりがいのあることのようです。

昔と違い、少子化で兄弟が少なくなり、年下の面倒をみたり、思いやりの気持ちをもって接したりする経験はとても貴重なように思います。考えてみれば、もともと社会は異年齢の集団で構成されていることの方が普通で、同年齢集団で過ごす学校が特殊だということになります。

もちろん、発達段階に応じた同年齢での活動も必要なので、1日の保育時間の中では、横割活動も確保しています。

縦割と横割のどちらも必要なようです。

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