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校長先生のお話

生徒たちの活躍
2017-12-01
 師走を迎え,日ごとに寒さも増してきました。
 高校生は本日から,中学生は明日から期末テストということもあり,テキスト等を片手に登校する姿も多く見られています。
 本年度は,12月3日から,イエス様の降誕を待ち望む期間であるアドベントに入ります。本校では,12月20日にクリスマス会を予定しており,11月22日に待降節を実施し,Sr.青木からのお話とともに,厳粛な雰囲気の中,1本目のローソクに,火が灯されました。そして,一昨日,2本目のローソクに火が灯されたところです。
 こうした時期ですが,今回は,先月実施された生徒たちの感動的な校外活動の様子を紹介します。
 
1 学校茶道合同研修会…11月5日(日)
 福寿会館で実施され,本校から3年生8名,4年生2名,5年生3名 計13名が参加しました。
 中学生は,低学年席で千歳盆点前を,高校生は,高学年席(大広間)で薄茶点前を披露し,それぞれ半東が茶道道具や掛軸等について説明していました。
 私は,高学年席で,本校5年生2人によるお点前と半東の様子を拝見することができました。半東が実に見事に淀みなく,茶道道具・掛軸等の説明をする姿,そして,静謐な雰囲気の中で,背筋をピンと伸ばし,厳かにお点前を披露する姿,とても素晴らしく,思わずお茶の世界に引き込まれてしまいました。
 その後,低学年席に移り,本校中学生たちが,お客様にお菓子やお茶を出している姿を拝見することができました。普段と違う緊張感を漂わせながらおもてなしをしている姿は,とても印象的でした。他の時間帯に,本校中学生各2名ずつ,お点前や半東役を務めましたが,残念ながらその姿は見ることができませんでした。
 
2 広島県高等学校音楽祭 合唱の部…11月5日(日)
 リーデンローズで開催され,同日の午前中に本校と府中高等学校合同で管弦楽の演奏がありましたが,上記研修会で見ることができませんでした。同日15時から開催された合唱の部では,本校のコーロ・ステルラ7名が出場しました。「うたを うたうとき」「いつも何度でも」「ルージュの伝言」の三曲を発表してくれました。とても澄み切ったきれいなハーモニーや踊りも入った楽しいステージで,観客から大きな拍手も頂いていました。最後の全体合唱は,参加者全員による合唱でしたが,とても迫力もあり,合唱の世界を堪能することができました。
 指導講師のお二人も,「とても素晴らしく,幸せな気分になり感動しました。」「声という楽器をフルに生かした美しいハーモニーをそれぞれの思いで,表現して我々に届けることができていました。100点満点でした。」等大変高く評価した講評を述べておられました。
 
3 広島県中学・高校ギターマンドリンフェスティバル…11月23日(木)
 広島女学院ゲーンス記念ホールで開催され,26名の生徒が参加しました。見事優秀賞に輝き,来年7月の全国大会への切符を獲得しました。おめでとうございます。翌日の朝日新聞備後版には,本校生徒が演奏している写真とともに,「福山暁の星女子中・高が優秀賞」という大きな見出し付きで掲載されました。
 演奏曲は,劇的序楽「細川ガラシャ」でした。本校の2校前が海田高等学校の演奏で曲目も同じでした。3名の講評者とも,「とても,まとまっていた」「素晴らしい」との評価をされていただけに,どうなることかと少し不安な思いでした。ところが,演奏が始まり,しばらく聞いているうちに,その不安も払拭されるほど,抑揚をしっかりつけ,細川ガラシャの時代に翻弄された多難な人生がひしひしと伝わってくるような見事な演奏で,ギター・マンドリン・シンバル・鐘がそれぞれ心がこもった効果的な演奏で聴衆を魅了していました。
 講評者からは,「物語として感じ取れる,とてもいい演奏だった」「よく練習している。抑えるところもよく抑えて,強弱も利いていてレベルが高い」「抑揚もあって,場面展開もあっていい演奏である。音色もきれいでアンサンブルもうまい」「日本的旋律・和音の右手のタッチがいい」等の高い評価を頂くとともに,さらに期待を込めて「早いアンサンブルで,左手がもったいない」「腕を使っているので,手首の動きの研究をしよう」等のアドバイスも頂けました。
 会場を出たところで,パーカッションの指導を頂いている倉田先生が「いい演奏だった」との一言で,間違いなく全国だと確信したものでした。
 来年の夏へ向けて,さらに,成長してくれるものと期待しているところです。
校長 小野田 文明
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