校長先生のお話

鈴木壮麻特別授業「ロザリオに導かれて」
2017-11-22
 11月18日(土)は,とても感動的で至福の時間を生徒たちとともに過ごすことができました。
 ミュージカル俳優の鈴木壮麻さんが,本校で歌やお話を披露してくださいました。まさに,プロの迫力ある生の歌声を間近でお聞かせ頂くとともに,母親の手紙も紹介しながら自分の生育のことを含めながらのお話で,とても心に染みるものでした。あっという間に70分間が過ぎてしまいました。人間,本当に感動した際は,声がでないものですが,私にとって,まさに,そういう状況で,お礼の挨拶も何を言ったやら覚えていません。
 
 三十年前,市民会館(現在は,ローズコムが建っている)で劇団四季の「ジーザス・クライスト・スーパースター」が公演されました。公演前日,本校のために,芸術鑑賞の場を提供くださり,イエス役を演じられたのが鈴木壮麻さん(当時は,芥川英司)でした。終了後,当時の校長Sr.石井やSr.馬場が楽屋を訪れ,お礼を言われた時からのご縁だと伺っています。それ以後,ご本人が修道院を訪れてくださったり,Sr.馬場が手作りのクリスマスケーキを贈られたりする等ご縁が続いていたとのことでした。
 終了後の,生徒たちの爽やかな表情や「今日はとても楽しかった。幸せな気分になれた」等の声を大変多く聞きました。また,お聞きくださった保護者やシスターからも,「よかった」「素晴らしかった」との声が聞かれました。
 「ウエストサイド物語」「レ・ミゼラブル」「サウンド・オブ・ミュージック」等多くのミュージカルで主役等を務めてこられ,近年は,自ら作詞・作曲もされ,音楽活動の幅を広げておられる鈴木壮麻さんです。まさに,一流の方の素晴らしい歌声に間近に接することができ,大きな感動を得ただけでも,とても至福の時間でしたが,プロとしての生き様も学ばせていただきました。それは,生徒たちの前で歌うまでの,入念なリハーサル等にかけられた姿勢でした。生徒の前で歌う時に,「最高の歌声を届けたいから」と言われ,念入りな発声練習をされていました。こうした姿勢に,まさにプロとしての生き様を私たちに示して下さいました。
 本当に,貴重なかけがえのない体験のひと時。ありがとうございました。
 
 6年生は,壮麻さんの「若者は待っている」という歌を聴いて,ある男性の人生を深めた最初の学年。
 5年生は,壮麻さんの「心のつばさ」を宗教のテーマソングにして,心の自由さの大切さを味わった学年。
 4年生は,「若者は待っている」の作業を通して,男性の生涯を考えた学年。
 3年生は,壮麻さんがどんな思いで「若者は待っている」という曲を歌っておられるかを知った学年。
 2年生は,「若者は待っている」の作業をして,さまざまな思いをまとめた学年。
 1年生は,「クッキー」の曲を最初に味わった学年。

 それぞれの学年で学習してきたことと関連付けながら,歌やをお話を聴いたことでしょう。また,コーロ・ステルラの皆さんは,ステージに上がり,鈴木壮麻さん作詞・作曲の「希望の苗」を一緒に歌いました。6年生は,大半の人がサインを頂いていました。そして,全校生徒で「愛のわざ」を鈴木壮麻さんと岩崎廉さんのために大合唱しました。皆さんの一生の素晴らしい思い出として心に刻み込まれたことでしょう。
 
最後に,「希望の苗」の歌詞を一部紹介しておきます。
 咲きほころぶ 花の様子に 豊かな実り 願いながら その樹の 姿を見て
 人は 苗を植えた 一つ一つに 心を込めて 一つ一つに 生命(いのち)をつなげ
 その樹の 姿を愛でながら 人は 苗を植えた …(中略)…
 夢いっぱいの 未来を願い 夢がたくさん 叶うように
 いつしかやがて 祈りとともに 人はその樹を さくらと呼んだ
 鈴木さんのお話の中に,本校とロザリオが結ぶ縁についての件がありましたが,私は,今月16日に,今年の生徒の卒業名を「桜凜会」と命名し,6年生に披露したばかりでした。この歌を聴いて,不思議な深いご縁を感じているところです。