校長先生のお話

5月をマリアと共に
2009-05-01
  5月をカトリック教会では聖母マリアの月として祝います。新緑に萌えいのちに満ち溢れている5月に、聖母マリアに倣い、私たち一人ひとりが生きることができるようにと呼びかけられているのです。
 聖書には、それほど多くはありませんが、マリアのさまざまな姿が示されています。神への信頼を生きるマリア、迷子になったわが子を探す母の姿、人々を気遣うマリア、十字架にかけられたわが子の足元にたたずむ母マリアなど。それらの姿を眺めながら、人々は自分の抱えている苦しみや困難を担う力がいただけるようにマリアに託して、神に祈ったのでしょう。 
  カトリック教会にはマリアに捧げられた多くの祈りがあります。2000年を越える歴史を通して、どれほどたくさんの人々がマリアに祈ったことでしょうか。そして人々は、どれほど多くの恵みをマリアを通して、神からいただいたことでしょう。わたしたちも、マリアを通して日々をよりよく生きられるよう祈りたいと思います。 
 

善良で、心優しい母マリア 
 
  弱さではないやさしさ、いっさいの内的激しさを支配する愛の力、このやさしさを教えてください。 
 
  卑屈でない謙虚、人のためによろこんで自分を忘れ、自らを低くして人を大切にする謙虚を、教えてください。 
 
  単なる心の共感ではない真の善意、人を理解し、受け入れ、人に尽くすことを教えてください。 
 
  自分のことに気を取られているために、人のことに関与しないのでなく、ほんとうの意味でのつつしみを教えてください。相手の人格を心から認め、自由を尊重することを教えてください。 
 
  人をありのままに知り、欠点に気づいていながら、その人をよく解釈することを教えてください。人の心にあるよさと、神の恵みの働きを信頼し、尊重することを教えてください。 
 
  妙に敏感で、むやみにかわいがるのではなく、ほんとうの意味でのやさしさを教えてください。それぞれの、ちょっとした必要や望みを感じ取って、それを満たそうとする、繊細な思いやりを教えてください。 
 
  過去に妥協しないで、しかも、それを寛容に受けとめることを教えてください。すべてをかばい、許す、主の寛容に学ぶ望みを与えてください。 

(J.ガロ)
 
校長 朝廣絹子