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校長先生のお話

二学期始業式のことば
2018-09-04
 今年は,7月の記録的な豪雨により多くのかけがえのない命が失われるとともに大きな爪痕を残しました。その後,連日のように記録的な猛暑が続き,自然の猛威にさらされた夏休みとなりました。
 こうした状況の中でも,補習や生徒会活動・部活動等に懸命に取組む皆さんの姿,林間学校で楽しそうに下山してきた二年生の姿,各大会等で,暁の星の生徒として最後まで一丸となり戦っている姿に触れてきました。 
 また,高校生平和大使として国連欧州本部を訪問している5年の開原弓喜さん,優良賞を受賞したギターマンドリンクラブの皆さんを始めとし国際規模・全国や中国大会規模で活躍し,貴重な経験を積んだ皆さんも多くいました。皆さんの成長ぶりを,とても頼もしく感じた夏でした。
 そして,本日,こうして多くの皆さんが大過なく,元気な姿で登校してくれたこと,大変うれしく思います。
 二学期は,文化祭や記念祭バザーをはじめ,修学旅行・遠足・キャリアプラン・坐禅静修会・追悼式・光の伝達式・クリスマス会等の恒例行事とともに,本年度は,10月20日に本校の70周年を記念するミサや式典も挙行されます。
 これまで本校を支えてくださった方々やお世話になった方々に思いやりの心を発揮して感謝と奉仕の心を示すとともに,笑顔と気持ちのいい挨拶を交わす絶好の機会が多くあります。是非,暁の星の生徒は,清々しく,すばらしいですねと言われるような行動を率先してとっていきたいものです。
 また,クラスメイト等との協力が大切になる行事も多くあります。時には,失敗もあるかもしれません。その時こそ,本年度の教育目標の恕し合う心の「恕」という文字の意味合いである「思いやりの心」を充分に発揮してください。
 6年生の皆さんは,高校生活としての集大成,そして,夢の実現への第一歩としての入試シーズンを迎える重要な学期となります。Grit(やり抜く力),Growth(学び続ける力)を大切にして取り組んでください。Gritには,情熱・粘り強さという二つの要素があります。『情熱』と『粘り強さ』を合わせ持ち,「失敗を恐れずチャレンジし続ける習慣を身に着けること」「スキルより少し高い目標を定め,できそうなところからやり始めながら,小さな成功体験を積み重ねていく」こと等が重要であるともいわれています。健康面には十分留意し,自分の力を十分発揮し夢の実現を図ってください。
校長 小野田 文明
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